乳間ならぬ指間・・・

ある日、編集部に訪ねて来た麗しきバリのライターさん。ヨーロッパの女性がそうであるように、彼女も当然のごとく悩ましい乳間（胸の谷間）とともにやって来て、甘やかな香りを解き放っていたのであります！その戦慄なインパクトが、７万円もするクリスチャン・ルブタンのハイヒールをローンで買うという奇行に駆り立て・・・・・。というのも、この靴、不自然なまでも足の指間が見えて、まるで谷間を見ているかのような幻想を引き起こすのです。事実、どこか遠い国のファッションピープルは、この靴をtoe cleavageな靴、つまり谷間が見えるほどつま先が浅い靴と呼ぶのだとか。そう、「分」をわきまえず、こんな靴を買ってしまった幸福の瞬間こそ、同時にこれから始まる坂道の始まりだったのです。