小説の気配
仕事を辞めて時間ができたので小説を読んでいます。節操もなく(もともと正当な小説なんてないでしょうけど)新旧入り混じった小説を読んでいると、ふいにあることに気がつきました。小説というとまず文体、主題とストーリー、それから登場人物のものの見方、情景描写などあらゆる要素で成り立っているわけですが、わたしの場合、その「気配」に最も惹かれるんだ、ということに。小説自体が持っているイメージの世界、絵のようなものとでもいうのでしょうか?言葉にし難いもの(言葉で成り立っているのに!)。特に1人でいるときに、その世界にすっと吸い込まれるような感覚が癖に。そんなときは世界の無限を感じます。だから生きているんだと。少し大げさですか?
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コメント
読書は有益です。どんどん読んでみましょう。
僕は描く側なので、読者がいないと存在しません。といっても今はリハビリ中ですが。
売れない時代になっているから、ひとりでも多くの人が書籍に関心を抱いてくれれば嬉しいです。
暇ができたのでいろいろ散策しています。指を動かすのにもいいようです。
そんなこんなで立ち寄った次第です。
それでは。
投稿: gudden | 2007年2月 8日 (木) 10時45分