コワイユメベスト
コワイ夢をよくみる。
なぜか聖職者が出てきたり、赤ん坊を抱いていたり、戦士だったり、
強盗に殺されたり、ビルから出れなくなったり。
小さい頃にみたコワイ夢で、白い塔をのぼる夢があった。
円筒形の白い塔の中をのぼっていくのだが、
階段が螺旋状になっていて、窓がなく、
ゆっくりゆっくりとのぼっていく。
あ、あともう少しだ、と思うと、
突然、壁から人間の腕が出てくるのだ。
古い洋館のような場所に泊まることになる。
広い部屋には大きな窓があり、海が見える。
その横にずいぶん昔に描かれた絵が置いてある。
絵には女の人とその背後に少年が描かれている。
良く見ると、絵は、ちょうど私がいる部屋の中で、
女の人は窓から海を見ている。
ふいに誰かが話しかける。
「その絵の女性は亡くなったんですよ」と。
振り向くと、そこに絵の中の少年が立っているのだ。
海の中に透明のシェルターがある。
シェルターの中には20人くらいの老若男女がいる。
私もその中にいて、海の様子を見ている。
しばらくすると、誰かが「海がゼリー状になっている」と叫ぶ。
その人が窓を開けて、「逃げよう」と言う。
そうすると人々が次々と海の中に飛び込んでいく。
飛び込んでいった人々はみるみる渦にのみ込まれて上空へ消えていく。
そのうち、シェルターの中には私と老夫婦だけになる。
「逃げましょう」と老夫婦が言う。
そして、私も逃げなければとそう思った瞬間、
シェルターがゼリー状の海に押しつぶされるのだ。
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