フェルメール「地理学者」とオランダ・フランドル絵画展
友人にお誘いいただき、絵画展に行った。
学者好きとしては「地質学者」と銘打たれればもう行くしかない。
結局、フェルメールの作品はこの1点しかないという驚きの展示だったが・・・
他の作品が予想以上におもしろかった。
オランダの繁栄を誇示するようなアイテムが意図的に描かれていたり、
成金趣味の貴族の部屋に飾る商品としての絵画があったり。
当時の天文学者や地質学者は裕福だったようで、
その「裕福さ加減」を細かく表現してあったり。
何と言うか、
画家はけっこう「俗物」だったんじゃねえの、なんて思った。
遠近法の追究に命を懸けているような輩もいて、
そういう人はきっと職人肌だったんだろうなあと。
交易で長崎に届けられた地球儀もあった。
「ヤポンス・ロック(日本の着衣)」はステイタス・シンボルだったとか。
ハリウッドのスターがこぞってプリウスに乗る感じ?
いや、パリで禅が流行する感じかな。
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