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2014年3月19日 (水)

人は当然、変わるのだ。

養老孟先生の著書にはしばしばこの話が出てくる。

つまり、人は刻々と変化する、と。
「本当の自分」だとか「変わらない個性」だとかいうのは幻想だ、と。
だから、秘境に探しに行ってもないよ、って。
一方、「情報」は一度提示してしまうと変わらない。
だから10年前の新聞の社説は永遠に同じなのだ。
一般的な言われようと間逆だから、
一瞬、「おや?」と思うが、
よくよく考えてみれば当然の話。
生物学的に見ても、生き物は日々、死に向かって進んでいる。
どうりで、と思う。
過去の私について、親等から、
「あんたの子供のころの性格は・・・」
などと言われても、ちんぷんかんぷんなわけだ。
でも、情報は変わらないから、
「あんたはこんなことを言った」と言われたら、
「そんなことを言ったかもしれないが、
もうそのときの私の気持ちもわからないし、
状況もずいぶん変わってしまったから、
現時点での私には他人のように思えるくらいで、
そろそろ忘れてはくれまいか?」
とお願いするしかない。
昔の人は不必要な言葉を発しなかったというが、
面倒なことになるのがわかっていたのかもしれない。
口は災いのもと。
と、いいつつ、また情報を書いているのだが。

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