2013年2月18日 (月)

ハーブ&ドロシー(アートの森の小さな巨人)

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ドキュメンタリーです。
郵便局員のハーブと図書館司書のドロシー、
夫婦共通の楽しみは現代アートのコレクション。
選ぶ基準はふたつ。
1. 自分たちのお給料で買える値段であること
2. 1LDKのアパートに収まるサイズであること
慎ましい生活の中で約30年の歳月をかけてコツコツと買い集めた作品たち。
値が上がっても売らない理由は「お金よりアートが大事だから」
「だって美は見ているだけで幸せになるからね」
とコロボックルのような面構えのおじいちゃんは言います。
嬉しい気持ちになるお話。

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2012年2月16日 (木)

映画メモ

う〜ん、サスペンス。
おもしろかったです。
「カポーティ」=『冷血』の作者の真実です。
「ゴーストライター」=武器商人がからむ?
「炎上」=『金閣寺』です。

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2011年2月18日 (金)

『サン・ジャックへの道』

仲の悪い兄弟を合わせた9人が、
ひたすら聖地サンジャックへ向かうという
スンプルなストーリーです。
それぞれのキャラクターが立っていて
リズミカルな会話と幻想的な風景が味付けに。
影像の端々に「宗教の歴史」に詳しければ
何らかの意味があるのだろうなあという部分あり。
でも、結局、物語を綴るというのは、
どう生きるかどう死ぬか
を真摯に追及していくことなのでしょうな。
そういうテーマの作品は不滅ですね。

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2011年1月20日 (木)

新年一発目に観たDVD

ロッキーザファイナル!

本当は・・・

いろいろやってらんないのさ

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2010年8月30日 (月)

パニックムービー(一部除く)は眠くなるのだ

映画館に見に行って、途中で帰りたくなった映画。
             
「クリフハンガー」(岩山にのぼる話)
「ツイスト」(竜巻がおこる話)

    (※私の好みで見に行ったものではありません)

だって、ひたすらゴーゴーギャーギャー言ってるだけなんだ。
私はこういうの、逆に眠くなる。飽きる。
「内容なさ過ぎだ金返せ」と腹が立ってくる。
でも、この類いの映画を好きな人もいるんだから、
何事も人それぞれだよなあ・・・

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2010年8月12日 (木)

アレクサンドル・ペトロフ

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ロシアのアニメーション作家、
アレクサンドル・ペトロフの『春の目覚め』を見ました。
その手法は、油絵の具を使用して、ガラス板に手で描いていくというもの。
もう、芸術作品ですね。
素晴らしいのひと言。
彼の作品に『老人と海』もありますが、どちらもかなり好きです。
これを見た後にCGアニメを見ると、
あまりのチャチさに驚きます

この人の作品のファンになりました。

 

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2010年7月13日 (火)

『ゆれる』DVD

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西川美和監督(1974年生)の作品。
す、すごい。
切実過ぎて胸の真ん中が痛かった。
田舎のしがらみの中でつまらない人生を送っている兄と
東京でカメラマンをして派手な生活をしている弟。
この設定もなんだかステレオタイプだなあと思っていたけど、
そんなものはぶっ飛んだ。

映画が終盤に近付くに連れて、
「うわ!こっちか!」と愕然。
「病んでいたのは自分だったのか!」
そうだ、自分の方だ。
そうなんだよ、自分の方なんだよ。

身につまされるのに、完璧なサスペンス。
私はきっと、この弟から生まれた子供?
そのくらいデタッチメントだけど。
個人的には、お兄ちゃんはバスに乗って欲しい。
7年の刑を終えてやっと自由になるのだ。
刑務所の入り口で、既に兄が出て行ったことを知った弟が
「もういいんだ」って言うのは、そういう意味なんじゃないかな。
このひと言で、ああ二人とも本当に自由になったんだ、と思ったけど。
まあでも、心が自由になったんだから、家に帰っても自由は消えない。
だから、結局どっちでもいいんだとも思う。
バスに乗っても乗らなくても。
どっちにしろ、細い糸はまだあったのだ。
それに尽きる。
香川照之とオダギリジョーの演技はすごい。

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2010年7月 2日 (金)

『誰も知らない』

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やっと見ました。
これは傑作だと思いました。
「親の身勝手さ」とか「事件の悲惨さ」とかそういう一般論の問題ではなくて、
それぞれの生の切実さが、ある瞬間に強烈なリアリティーを持って浮かび上がってくる、
その一瞬、一瞬が腹の奥底にずんっ、とくる。
そんな作品でした。
赤いマニュキアがはみ出した爪で洗濯機を回す長女、
カップラーメンの植木鉢から雑草が生える感じ、
ブーブーサンダルで歩く次女の後ろ姿、
ガラス窓に描く花の絵、
商店街の夏の感じ、飛行場の夜の感じ、次男のおどけた感じ。
それぞれの質感が忘れられない。


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2010年5月29日 (土)

涙なしにはみられまへん

『フラガール』なめてました。
なるほど、最初は注目されていなかったのに口コミで広がっただけはある!
っていうか、半分くらいはびいびい泣いていました、あたしは。
いやあ、いい映画だったよ。
福島訛りと炭坑、ずるいね

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2010年5月24日 (月)

『春にして君を思う』

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映画の舞台はアイスランドの大自然。
邦題よりも原題がしっくりいく。
「老人ホームから脱出した幼馴染み二人が
廃墟になった故郷の町を訪ねていく話」
と言うと、ありがちなストーリーのようですが、
捉え方がまるで違う。影像美もすばらしい。
金勘定に偏ったアメリカ的日本思考とは遠いのです。
結局、人間は自然の一部なんですな。
人間は偉くない・・

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